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QUADRIGA
The Archive Solution
QUADRIGA概説──従来型媒体からデジタル・オーディオ・アーカイブへ
 
QUADRIGAは様々な媒体種のデジタル化のためのソリューションで,音声の質とメタデータの精度に重点を置きつつ単一キャリアの音声アーカイブをデジタル・マス・ストレージ・システムに移行させます.
 
QUADRIGAは洗練された技術を用い,アーカイブ的に重要な技術パラメーターを自動生成するためにオーディオ・ストリームをリアルタイムで監視・記録します.つまり,QUADRIGAは音声データ取り込みだけではなく,オリジナル音源の媒体や取り込み用信号経路,音声コンテンツそして特に録音の質についての付帯メタデータ情報を提供し,数多くの貴重な資産をアーカイブ制作者の手にお渡しするのです.
 
QUADRIGAはコンテンツ・マネジメント・システムに門戸を開放しており,既存のネットワークやデータベース・システムにも簡単に組み込むことができます.
 
放送や他の数多くの用途に従来の単一キャリアの音声アーカイブ(例えばテープやレコードあるいはCDやDAT)を使うことには高い人件費成分が含まれます.単一キャリア形態の中で音声アーカイブを管理・保護することも高いメンテナンス・コストにつながります.単一の音声媒体から「永続的」データ(つまりデジタル・オーディオ・ファイル)へ移行することがこの両方の問題への解決策を提供してくれます.デジタル・オーディオ・ファイルは費用効率の高いマス・ストレージ・システムに保存できますので,媒体コストを削減し,施設内外の事実上あらゆるところからの複数ユーザー・アクセスをも可能にします.
 
1999年以来,QUADRIGAは従来型媒体からデジタル・オーディオ・アーカイブへの円滑な移転管理における最高の品質とセキュリティを表すものとなっています.もともとQUADRIGAはドイツ放送技術機構(IRT)との緊密な協同作業で開発されましたが,オーディオ・アーカイブへのインターフェイスとして短日間に全世界的な標準になりました.QUADRIGAの実践的で高度に視覚化されたアプローチは数多くの問題に柔軟なソリューションをお届けし,そしてこのシステム独自の洗練されたテクノロジーが自動化され品質管理されたオーディオ・アーカイブ制作を可能にします.
 
QUADRIGAの「Import-Module」は任意の組み合わせの8台までの装置から音声素材の同時並行取り込みを可能にします:アナログ・テープやレコード盤,コンパクト・カセット,DATを含むあらゆる種類の音声記録媒体を単一のQUADRIGAワークステーション上で取り込むことができます.オペレーターは信号源となる機材の量と種類を自由に決定できます.例えば8台の同一テープ・マシンを,あるいは2台の9ピン・デバイスと2台のターンテーブルと2台のカセット・レコーダーと2台のDATプレーヤーを同時に制御できます.
 
QUADRIGAの「Audio Observer」は録音中に取り込んだ音声のリアルタイムの分析を行い,詳細なエラー・リポートとアーカイブされたファイルの音質に関する統計的情報を自動的に生成します.自動エラー検出はクリッピングやクリック,ハム,S/N比,アジマス/位相問題等々を対象とします.
 
取り込み済み音声データはEBU規格のBroadcast Wave(BWF)または特にRF64ファイル・フォーマットで,関連する全メタデータとファイル内のエラー・リポートと共に保存できます.メタデータの付加的リポート・ファイルを生成でき,そして注意深く作られたXMLインポート機能とエクスポート機能によって,QUADRIGAワークステーションはメディア資産管理システムやその他のデータベースと簡単に統合できます.
 
Japanese Translation © 2007 Otari, Inc.