MX-55アナログ・オーディオ・テープ・レコーダー MX-55 Analog Audio Tape Recorder |
製品概要 | | オタリ「MX-55」はスタジオ・マシンのクォリティをコンパクトなボディに凝縮した1/4インチ2チャンネル・アナログ・テープ・レコーダーです. 小型のボディに多彩な機能を満載し,録音スタジオ,ポストプロダクションから放送業務,PA&ホール・ユースに至るまで,あらゆるニーズにフレキシブルに対応します. MX-55シリーズにはNAB仕様のMX-55NとDIN仕様のMX-55Dがあります. 主な特長- テープ・デッキの各部品を取りつけるトップ・パネルの他に,側板にもアルミ・ダイキャストを採用し,業務用テープ・レコーダーにふさわしい堅牢さを達成しています.
- 3〜10.5"および11.8"(DIN 1,000 m巻き)リールが使えます.左右のリール径が異なってもかまいません.
- ロータリー・エンコーダーによって±20%の範囲で0.01%ステップのピッチ・コントロールできますので,テープ速度のずれたレコーダーで録音したテープの音程の補正や,番組時間の細かな補正ができ,勿論,特殊効果として利用できます.また,シンクロナイザー等の機器とのインターフェイスのために外部からのクロック信号でもキャプスタン速度制御可能(±50%)です.
- オプションのVEM(Voice Edit Mode)基板は再生速度を倍にしても音程変化の起こらないモードを提供します.講演,インタビューなどの編集や速記録の作成が効率よく,かつ正確に行えます.
- テープ・タイマーには下記のような機能を盛り込みました:
- 選択された2点をガード・ポイントとして機能させる「リピート」
- オーバーシュートなしにゼロ地点まで早巻きし,停止する「サーチ・ゼロ」
- 押した瞬間のテープ時間をストアする3ポイント「キュー・メモリー」
- 登録されたキュー・ポイントにサーチする「サーチ・キュー」
- 最新の再生開始地点へサーチする「サーチ・スタート」
- ピッチ・コントロール・モードでの変化率(%)表示
- 選択されたテープ速度(ips)表示
- テープ速度はフロント・パネル上で選べます.基板上のスイッチでハイ・スピード・ペアとロー・スピード・ペアの選択を行います.
- テープ編集作業の便を考慮して,キュー・ボタン,キュー・スピーカー,スプライシング・ブロックを装備しています.さらに,不要テープを床にたれ流す“ダンプ・エディット機能”や,テープのたるみを自動的に巻き取る機能(ワインドアップ)も備えています.
- 左右のテンション・アームを外側へ動かすとリール・ブレーキが解除され,テープを引き出し易くなります.
- NAB/IECイコライザー選択スイッチがあります.入出力レベルも+4 dBuと-10 dBuとが切り換えられ,オペレーティング・レベルも185,250,370 nWb/m(MX-55N)あるいは250,320,510 nWb/m(MX-55D)をスイッチ切り換えできます.入出力はXLタイプのコネクターでトランスレスのアクティブ・バランスです.
|
|