DP-33デジタル・マスター・リプロデューサー DP-33 Digital Master Reproducer |
製品概要 | | オタリ「DP-33」デジタル・マスター・リプロデューサーは高品質ミュージック・テープの高速デュプリケーション・システム用マスター再生機です. 使用するスレーブ・レコーダーに応じて8倍速,16倍速,32倍速のいずれかの速度に対応します(注文時に指定,8倍速は特注). DP-33は従来のアナログ・マスター機と容易に置き換えられるように設計されており,オタリDP-35,DP-1010等のパンケーキ・タイプのスレーブ・レコーダーや,DP-8,DP-4050等のインカセット・タイプのスレーブ・レコーダーを接続できます. 音声信号をデジタル・データとして保管することにより,高音質で信頼性の高いデュプリケーション・システムを構築できます.デジタル化された音声信号はコピー・サイクルごとにハード・ディスクから再生されますので,従来のアナログ・ループビン・マスターのようなテープ・ジャムや繰り返し再生による音質の劣化がありません. DP-33では従来のアナログ・テープに加え,DATやCDなどの素材をマスター素材として利用できます.これらの素材をデジタル・データとしてDP-33のメインHDDに取り込み,メインHDDから16または32倍速で再生された信号をスレーブ・レコーダーで16または32倍速で磁気テープに録音することで高速デュプリケーションが実現します. マスター素材がアナログ・テープの場合は,いったんDATに録音し直し(マスターDAT),マスターDATからハード・ディスクに音声データをコピーすることでDP-33にプログラムを供給します.マスター素材がDATの場合はDAT上のサブコードを記録し直すだけでマスターDATとして使用できます.マスター素材がオーディオCDの場合は,DP-33にオプションのCD-ROMドライブを装着し,CDから直接ハード・ディスクに8倍速でデジタル・データを取り込むことができます(CDのトラック・ナンバーが適切に記録されている必要があります). DP-33にはオプションとしてプリロードHDDが用意されています(リムーバブル・タイプまたは内蔵タイプ).プリロードHDDを装着すると,マスター素材のデジタル・データをプリロードHDD上で保管することができます.プリロードHDDからメインHDDへのデータ転送は8倍速で行われますので,頻繁に使用するプログラムをプリロードHDD上に保管することでプログラム交換を容易に素早く行えます. 主な特長- 2系統のSPDIFデジタル・オーディオ・インターフェイスを標準装備し,A/B両面の音声信号を2台のDATレコーダーから同時に取り込み可能
- 2系統のDATレコーダー用外部コントロール端子を標準装備
- 高速D/Aコンバーターにより,最高32倍速のアナログ信号再生を実現
- オプションのCD-ROMドライブにより,オーディオCD,CD-R,CD-ROM(WAVファイル使用)から直接音声データをコピー可能
- オプションのリムーバブル・タイプのプリロードHDDにより,素早く容易にプログラム交換が可能
- オプションのSCSIコネクターの取り付け可能
- オプションのリムーバブルHDDまたはSCSIコネクターに接続した外部SCSI機器からWAVフォーマットの音声データを取り込むことが可能
- DP-35,DP-1010,DP-8,DP-4050の各機種にフル対応のスレーブ・レコーダー制御機能を装備(バイアス選択(DP-35のみ),START,STOP,REWIND)
- 各速度用のローパス・フィルターを搭載
- 4チャンネル独立バッファー・アンプを採用
- LEDバーグラフ・メーターにより録音信号の出力レベルを詳細に表示
- 1 dB単位で録音信号の出力レベルを調整可能
- 周波数,出力レベルの調整が可能なキュー・トーン・オシレーターを標準装備
- コピー・サイクルのカウントによる自動停止機能を搭載
- モニター用ヘッドホン・アンプを標準装備し,メインHDDの音声データを通常速度でモニター可能
- 19インチ標準ラックに装着可能
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