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DB-10デジタル・オンエア・コンソール
DB-10 Digital On-Air Console
参考資料(この製品の製造・販売は終了しました)
製品概要 | 仕様
主な特長
DB-10
オタリ「DB-10」はワンマン・オペレーションにまで対応した高機能な小型デジタル・オンエア・コンソールです.
さまざまな番組構成に迅速に対応するメモリー機能,モニター制御機能やスイッチ・ディスエーブルなどの使い易さも見逃せません.
さらに放送の現場を熟知したオタリならではのデジタル回路設計技術が高い信頼性を約束します.
  • 必要かつ十分な入力構成:DB-10は10本のチャンネル・フェーダーを装備しており,チャンネル1〜4は四つのマイク入力に接続されています(固定).
    チャンネル5〜10はA/B入力切替機能を装備しており,A/Bのそれぞれに次の3点の中から任意の入力系統を割り当てできます.
     ・ステレオ6系統(またはモノラル12系統)のアナログ・ライン入力
     ・4系統のAES/EBUデジタル入力
     ・2系統のSPDIFデジタル入力
    最大構成:4モノ・チャンネル+6ステレオ・チャンネル(合計16パス),最小構成:10モノ・チャンネル(合計10パス)
  • すべてのデジタル入出力にサンプル・レート・コンバーターを標準装備:すべてのデジタル入出力にはFS-96で定評のあるサンプル・レート・コンバーターを標準装備.32〜96 kHz(SPDIFは4 8kHzまで)の範囲であれば,接続する機器のサンプリング周波数を気にする必要はありません.(本機内部の信号処理は48 kHzサンプリングで行われます.)
  • ワンマン・オペレーションを可能にする豊富な機能:小型コンソールにこそ求められるワンマン・オペレーション機能.各種モニター制御機能やメモリ機能など,DB-10の洗練された性能がワンマン・オペレーションを強力ににバックアップします.また,ツーマン・オペレーションへの切り替えもシンプルな操作で瞬時に行うことが可能.さまざまなオンエア形態に柔軟に対応します.
  • きめ細かでスピーディなセッティングをデジタルで実現:DB-10の内蔵メモリーには99個のスナップショット(フェーダーとスイッチの設定),9個のプロジェクト(コンソール・セッティング)および20のコンプレッサー・プリセットを記憶させることができます.メモリーは指1本で即座に呼び出せ,迅速なセッティングが可能です.
    また,RS-232ケーブルを使ってDB-10を外部のPCに接続すれば,メモリー内容をデータ・ファイルとして保存することも可能.データ・ファイルがあれば,別のスタジオでも希望のセッティングを即座に呼び出せます.
  • 大型コンソールに迫る拡張性:DB-10は4台までのカスケード接続が可能.4台カスケード時には,16マイク入力+24系統のライン入力(モノラルまたはステレオ)を同時にコントロールできます.最大数まで接続を広げても信号の遅れは4.0 ms未満.簡単な接続で大型コンソールにも匹敵するパフォーマンスを得られます.
  • 事故のリスクを減少させるフェイル・セーフ:指定したボタンをロックすることができるスイッチ・ディスエーブル機能が操作ミスや誤作動のリスクを低減します.また,スーパーユーザーおよび通常ユーザーの2ユーザー・レベルをもつパスワード機能はフェイル・セーフをさらに強固なものにします.
  • 『万が一』にも備えるエマージェンシー・ボタン:限りなく確率の低いリスクをも視野に入れる,それがオタリのクオリティ・コンセプトです.万が一のトラブル時には,エマージェンシー・ボタンでマイク入力1系統とステレオ・ライン入力1系統をアナログのままプログラム出力にダイレクト接続.瞬時に最小限の出力を確保します.DB-10の再起動に要する時間は僅か5秒.十分な対応への余裕が生まれます.
  • 二重化も可能な電源ユニット:別筐体の電源ユニットは100〜240 VACをサポート.中継車への搭載も可能です.もう1台電源ユニットを追加すれば電源ラインが二重化され,安全性がさらに高まります.