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NAB2007出展リポート
2007-07-09
 
オタリ株式会社は2007年4月16日から19日の4日間,ラスベガス(Las Vegas Convention Center)にて開催された「NAB2007」に出展し,LWB-16/64,DR-100,FS-96を展示しました.
 
2006年12月から販売を開始したLightwinderシリーズの新製品「LWB-16/64」は最大16台カスケード接続で256チャンネルのマルチドロップ・オーディオ伝送が可能で,HD-SDIのビデオ信号やインターカムの伝送にもオプションで対応しています.野外中継での使用を考慮した小型軽量のLWB-16と最大72チャンネル分のオーディオI/Oを内蔵可能なLWB-64を組み合わせることにより,中継現場にあわせた柔軟な構成とカメラ・ケーブルでの電源供給,ループ接続による信号の二重化など,利便性や安全性を考慮した放送中継用光伝送機です.
 
「DR-100」は1台のハードディスクに48チャンネルの同時記録/再生が可能なマルチトラック・デジタル・オーディオ・ディスク・レコーダーです.コンソールとの接続はマルチチャンネル・オーディオを一本のケーブルで接続できるMADIを採用しています.Ethernetで接続されたリモート・コントローラーとの組み合わせで,作業スペース上制約の多い中継車内でも便利にお使いただけます.さらに小型のノートPC型リモート・コントローラーも用意しています.
 
これらの製品は,放送のHD化とサラウンド化が急速に進む米国の中継会社の多くの方から注目を浴びました.LWBシステムはデイトナ・ビーチでのNASCARの中継でも使用され,その安定性・操作性そして高音質に高い評価をいただいております.オタリではお客様の仕様による特注品の設計も行っておりますので,お気軽にお問い合わせください.

 
DR-100 LWB-16
オタリ・ブースの様子(左)とLWB-16の展示(右)